2013年10月28日月曜日

Attractive wave

こんにちは。
長い長い雨台風、やっと過ぎ去りましたね。
本当に今年は台風の年。
波乗人にとって有り難い年なのですが、、ココまで続くと俺的に仕事にも差し障りがありますし、何より災害に心が痛みます。
例によって、その辺を踏まえた上で今日のブログを書きますね。
ご了承下さい。m(_ _)m


台風27,28号を房総半島の波で楽しんだ先週。

久々に、クエン酸を飲まなくてはならない程の筋肉痛になりました。
普段は2時間程度の波乗りで、まず筋肉痛にはなりません。


水曜日。
大した期待もせず南斜面をドライブして、いくつかのブレイクを比較。
南房総には前線をかいくぐった根性のあるウネリが到達していました。
このウネリを避ける為、続々とタンカーが東京湾に向かって行きます。



普段は激戦区のそのブレイク、この日は奇跡的にたった1人だったのです。
やった! サイコー!!
と、10秒で着替え、パドルアウト。
 
その現場は、ハードかつデンジャーでアトラクティブな波。
しかし極少人数での貸し切り状態。
順番制なので確実に波は回ってきます。
問題はテイクオフするメンタルがあるか…


最初は頭くらいだったウネリも、2時間程で倍近くに。
波のサイズは人の背丈2人分。たまにそれ以上。
こちらは3人分。


波数は決して多くなく、乗れる波は1時間でせいぜい7〜8本程度。
1本の波の重みがあります。

そして、ココのテイクオフはまさに恐怖との戦い。
普段波乗りをしている場所は、海面に対して平行にパドリングして20〜40°の角度でテイクオフしますが、こちらでは波のトップから下に向かってパドリングするイメージ。
テイクオフの角度は60〜70°という根性試しのテイクオフ。
その後も掘れた壁と恐怖と自分との戦い。
なんでそんな思いをしてまで、、って感じですが。。。
それはやはり「征服感」でしょうね。
42.195kmを走り切ったとか、富士山に登ったとか、、
帰った後で、滑っているシーンを思い出し、噛み締めて眠りにつく。
そんな征服感と充実感を求めて入るブレイク。

サイズが上がってきた処で中村昭太プロという、実力派のトッププロサーファーが登場。
40分間程は、彼と2人だけの贅沢な時間をすごしました。

彼が入ってきた時間には、俺は既に3時間程やっていて、寒さも手伝い身体が動かなくなっていました。
しかし、彼のチューブライディングを目の前で見てしまい、テンション上がり寒さもぶっ飛びました。


左腕・腰・レイル、全てを使って楽勝でストール(減速)して波穴の中に包まれていくさまは、まさにトッププロ。
今まで何人もプロのライディングをココのブレイクで見てきましたが、バックハンドでここまで波と調和したサーファーは見た事ありません。
俺は必至でチャージ、彼は余裕で波遊び。
彼のセンスを俺の寿命10年で分けて欲しい…
貰った瞬間死んだりして(笑)

4時間サーフした俺が上がった後、彼は一人ヘブンでした。


この後彼は100%バレルに包まれていきます。

俺が10年前に滑ったココの波。



今回の方が多少は巧く滑れたかな。どーかな…?

このブレイクに入るのは約5年ぶり。
次に入れるのは何年後だろう。。
その時まで、まだ闘えるだけのメンタルとフィジカル、スキルをキープしていたいものです。

俺は、あと何年波乗りを楽しめるのか?
確実に体力は衰え、肩や膝の関節はヤられてきてる。
今、昔より巧く滑れるのは、ただメンタルと経験によるもの。
そして、シェアをするという精神が、結果的に波乗りを楽しめている要因のような気がします。
俺が俺が の時代は終わりましたね。
今回の波を楽しくシェアできた蛸さん、昭太プロに感謝します。
 

魅惑的でハードな波乗りから帰って来ると、家で待っていたのは、癒しの虎くん。



がぉ〜(おかえり)
と、俺は受けとめましたが、
本人的には、「腹減った〜」ですね。きっと…


それでは今日はこの辺で。
また木曜にお会いしましょう♪
因に今朝は、いつもの平和な地元波に戻りました。




「どちらにするか」なばな


  だれかが呼んでいる

  そちらに手をかそうとしたが

  もう助かりそうもない


  ちがうだれかが呼んでいる

  そちらに手をかそうとしたが

  だれかが「そっちに行くのかよ」と言う


  どちらにするか

  どちらにいくべきか

  決めるのはむずかしいけど

  決めるのはキミだ

  私は決めてはいけない


  すべて

  自分で決める

  それが本物の

  自分だ



0 件のコメント:

コメントを投稿